2013年10月02日
JSTなど、ヒトに関する初のデータベースの運用を開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:科学技術振興機構

科学技術振興機構(JST)と国立遺伝学研究所は、国内で初めてヒトの塩基配列や画像データなどの研究データを共有するためのデータベース「NBDCヒトデータベース」の運用を10月1日から開始したと発表した。

近年、ゲノム解析技術が飛躍的に発達し、ヒトについても個人レベルのデータが急速に増加しつつある。
欧米諸国では、米国生物工学情報センターや欧州バイオインフォマティクス研究所を中心に、ヒトに関するデータの一元化が進められており、次世代シークエンサーから出力されたデータや遺伝子型・表現型のデータを共有するシステムが構築・運用されている。

日本では、総合科学技術会議ライフサイエンスPTにおいてライフサイエンス分野のデータベース統合の必要性が求められ、また、ゲノム解析技術の進展により、各研究者が産出している膨大な量のヒトに関する研究データを有効利用するため、研究データを共有することの重要性が高まっていた。