2013年10月02日 |
クラレ、太陽電池封止材用新規PVBフィルム開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレは2日、産業技術総合研究所と共同で耐久性・強度に優れた太陽電池封止材用PVB(ポリビニルブチラール)フィルムを開発し、市場サンプリングを開始したと発表した。 このところ、再生可能エネルギーの“本命”として、太陽電池やメガソーラープラントに注目が集まり、太陽電池モジュールおよびその部材の需要も拡大している。 太陽電池モジュールには、コスト削減に加えて、軽量化による良好な操作性、設置負荷の軽減、過酷な環境下での信頼性向上などといった要求が高まっている。こうした中、同社は太陽電池モジュールの部材の簡略化によるコスト削減と軽量化を実現できる、高強度・高耐久性の太陽電池封止材用PVB フィルムを産総研と共同開発した。 <製品の特長> (1)封止性能が高く、太陽電池モジュール端部シール(内部への水分浸入防止を補強する)が不要となる。 (2)弾性率が高いため、荷重による負荷が低減、ガラスのたわみを小さくでき、モジュールの強度を保持する。 (3)モジュール端部シールや、強度を補強するためのフレームや支持体を除去、削減できる。 (4)従来の封止材に比べ、経年劣化が起こりにくく、高い長期耐久性を有する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1380685308.pdf |