2013年10月03日 |
タカラバイオ、iPS細胞等の分化状態評価試薬発売 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:タカラバイオ |
タカラバイオは、ヒトのiPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞から、肝臓細胞への分化状態評価を目的とした、複数タイプの研究用試薬を10月8日から発売する。 創薬研究には、医薬品候補物質のヒト肝臓細胞等を用いた毒性評価が必要。現在は主に初代培養肝細胞が用いられているが、安定的な供給が難しい。このためiPS細胞等の多能性幹細胞から均一で高機能の肝臓細胞を効率的に大量製造できる分化誘導方法の開発が注目されてきた。 その場合、iPS細胞が肝臓細胞に分化していることを正確に評価する技術が特に重要となる。 同社が今回発売するのは「Human Alpha Fetoprotein EIA Kit」シリーズ。 肝臓細胞分化の初期段階の指標とされるα-フェトプロテイン(AFP)を、抗原抗体反応を用いて高感度で検出する試薬で、細胞培養液の上清を用いて評価するため、貴重な培養細胞を破壊することがない。約1時間と短い時間で、幹細胞から肝臓細胞への分化状態を簡便に評価することができる。 希望小売価格は、製品コード「MK151」(Human Alpha Fetoprotein (AFP) EIA Kit)が106,050円(税込)、同じく「M225 」は63,000円 。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1380701851.pdf |