2013年10月08日
味の素のリジン特許訴訟 ドイツ、オランダで勝訴
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:味の素

味の素および欧州法人味の素ユーロリジン社(本社・パリ市、ジャンファルグー社長、AEL)は、グローバル・バイオケム・テクノロジーグループとその傘下企業(GBT)および欧州販売代理店ヘルム社に対して、2006年に提起した飼料用リジンに関する特許侵害訴訟で、オランダ最高裁判から味の素側勝訴の判決が出たと発表した。
ドイツでも、GBT社が最高裁判所に上告しなかったため、GBT社側の特許侵害が確定した。

ドイツおよびオランダにおいて確定した判決内容は次の通り。
(1)GBT社側による特許侵害リジンの販売申出、販売、使用、輸入等の侵害行為の禁止
(2)GBT社側による特許侵害行為に関する詳細情報の味の素社側への開示
(3)GBT社側による損害賠償金の味の素社側への支払い
(4)訴訟費用等の敗訴者負担

なお、損害賠償請求金額は今後の司法手続きなどにより確定する。