2013年10月16日 |
ダウケミカル、「PP技術ライセンス及び触媒」事業を売却 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:ダウケミカル |
ダウケミカルは10月11日、「PP技術ライセンス及び触媒」事業をW.R.Graceに5億ドルで売却する契約に調印したと発表した。 同事業はユニポール法PP技術とSHAC触媒、ドナーを扱っており、売却対象には知財、顧客とのライセンス契約、触媒製造工場(ルイジアナ州ノルコ)、触媒在庫などを含んでいる。 ダウケミカルは本年3月に、今後1年半で15億ドルの資産を売却すると発表、その対象として、、「PP技術ライセンス及び触媒」事業とプラスチック添加剤事業を挙げていた。 (但し、同社は9月17日の説明会で、プラスチック添加剤事業については買い手の価格が安すぎるため、売却を中止するとしている。) 同社では、引き続き全ての事業の見直しを行っており、事業価値の最適化を図るため、戦略に合わないものや採算が合わないものを洗い出し、売却するとしている。 売却先のW.R. Graceは触媒事業、シリカを中心とした材料と缶材の事業、建設資材事業の3つの事業を行っている。 触媒事業では、石油精製関係の触媒と、ポリオレフィン触媒を扱っている。 W.R. Graceでは、今回の買収により、世界中のポリプロメーカーに幅広い技術を供給できるようになるとしている。 |