2013年10月16日
森VEC会長「賃上げには業績向上が先決」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の森俊三会長(信越化学工業社長)は16日の定例会長会見で、安倍首相や茂木経済産業大臣らが成長戦略の一環として各企業に賃上げの実施を求めていることについて、「製造業では、業績が上がってから賃金を考えるというのが一般的だ」としたうえで、「多くの企業が成果主義を取り入れており、業績が上がれば賃金も上げるだろう。業績を上げることが先決だ」と強調した。

化学業界では、日本化学工業協会の高橋恭平会長(昭和電工会長)が先月の定例記者会見で「賃上げは、業績改善が前提になる」と指摘し業績との連動を主張したが、VECの森会長も同じ考えであり、大きな流れになりそうだ。