2013年10月18日 |
アジレント、周波数拡張モジュールの新製品発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:アジレント・テクノロジー |
アジレント・テクノロジー(本社:八王子市、梅島正明社長)は18日、米国・Virginia Diodes 社(VDI 社)と共同開発した、シグナル・アナライザおよび信号発生器用の周波数拡張モジュール製品群の販売を同日から開始すると発表した。 VDI 社は、ミリ波、サブミリ波およびテラヘルツ帯のデバイス、部品、システムを信号発生器やシグナル・アナライザ向けに提供している。 VDI 社のモジュールは1.1 THz(テラヘルツ)までのミリ波、サブミリ波帯をカバーし、アジレントの持つ信号発生器やシグナル・アナライザの周波数帯を拡張できる。電波天文、医療、材料、広帯域通信の初期段階の研究ニーズに対応可能である。 マイクロ波の周波数が混み合うようになるなか、十分な変調帯域幅の確保の目的で、高周波数を利用するアプリケーションが増加しつつあります。いわゆる第5世代移動体通信もミリ波が検討されるなど、次世代ワイヤレスにおけるミリ波、サブミリ波の重要性はさらに高まっている。 アジレントの信号発生器やシグナル・アナライザと、今回発表のVDI 社の周波数拡張モジュールを組み合わせることで、複雑なミリ波信号の発生や測定を正確に行うことが可能となる。 販売価格は周波数によって異なり、206万円~520万円。 |