2013年10月21日 |
電気化学、中国に特殊混和材工場 海外展開加速 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:電気化学工業 |
電気化学工業は21日、セメント用の特殊混和材の需要が海外でも伸びてきたため、中国・天津に生産拠点を設置することにしたと発表した。国内2工場に次いで3番目の自社工場となる。 2017年度には特殊混和材事業の海外売上高150億円(国内と合わせて300億円)を目指す。 特殊混和材は、セメントに補助材として混ぜて使用する。コンクリートの欠点をカバーし、強度や急結性、膨張性を高める効果がある。海外でも樹脂の伸長が著しいところから、2014年1月をめどに中国の上海とシンガポールに事業統括会社をを設立し、事業拡大を図る。中国天津には青海工場(新潟県)、大牟田工場(福岡県)に次ぐ3番目の生産拠点を新設する。 【中国市場】 ・上海に地域事業統括会社「DENKA Infrastructure Technologies Shanghai」を2014年1月をめどに設立。 ・生産拠点として、今年9月に設立した「電化無機材料(天津)有限公司」で2014年2月から特殊混和材の生産を開始する。 ・研究開発拠点は今年6月、「電化新材料研発(蘇州)有限公司」内に設置済み。 【シンガポール市場】 ・地域事業統括会社「DENKA Infrastructure Technologies Private Limited」を2014年1月をめどに設立。 ・生産はすでに一部で委託生産しているが、さらなる拡大を図る。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1382338383.pdf |