2013年10月21日
帝人、タイにアラミド繊維現地法人を設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は21日、自社開発したメタ系アラミド繊維の生産・販売およびポリカーボネート樹脂の販売を手がけるグループ会社として、タイのパトゥムタニ県に現地法人「テイジン・コーポレーション(タイランド)」を設立したと発表した。

資本金は7.3億バーツで、帝人の100%出資。社長には、福島敏秀・テイジン・ポリエステル(タイランド)社長が兼任した。

新会社は、帝人が開発した世界最高レベルの熱防護性および高い染色性を有する新規メタ系アラミド繊維の生産工場を現地法人テイジン(タイランド)敷地内に新設する。今年12月に着工し、2015年7月に稼働開始の予定。新工場の稼働後、新規メタ系アラミド繊維とそのコンバーティング(加工)品の製造・販売を行うことにしている。コスト競争力に優れた製品供給体制を早期に確立する。

また、新会社は樹脂事業の新たな営業拠点として、ポリカーボネート樹脂および加工品の販売も行う。これによりアジア市場での新規需要を取り込みさらなる販売拡大を図る。