2013年10月22日
農研機構、寒冷地向けの大豆新品種を開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、収量が安定して多く、大粒で豆腐加工に適している寒冷地向けの大豆の新品種「シュウリュウ」を開発したと発表した。

現在、東北地域北部で作付けされている「ナンブシロメ」は収量が低く、年次変動も大きく不安定であり、また「スズカリ」は豆腐などの加工適性が劣ることが問題になっている。

これに対して「シュウリュウ」は、収量が安定して多く、しかも倒れにくいため、コンバイン収穫に向いている。また、ダイズモザイク病などに強く、白目の大粒で豆腐などの家屋に適している。
岩手県では、主力品種の「ナンブシロメ」の一部と「スズカリ」のすべてに置き換える奨励品種として採用される予定である。