2013年10月24日
旭化成、世界最小の携帯機器向け3軸電子コンパス発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭化成エレクトロニクス

旭化成エレクトロニクス(AKM)は24日、世界最小サイズの携帯機器向け3軸電子コンパスの新製品「AK09911C」を開発、発売したと発表した。

同社は、2003年に世界初の携帯機器向け3軸電子コンパス「AK8970」の量産出荷を開始。また、自動キャリブレーションなどのソフトウエアや評価装置、技術サポートなどの重要性にもいち早く着目し、発売開始当時から、ハードとソフトを一体としたソリューションビジネスを展開してきた。

■新製品「AK09911C」の特長
(1)世界最小 :さらなる小型化により、パッケージサイズ(面積)をこれまでの主力製品「AK8963C」と比較して約半分の56%に小型化した。

(2)ワンチップ電子コンパス :AKM独自のシリコンモノリシックホール素子と磁気収束板を用いて、3軸磁気センサをワンチップで構成している。これにより、高性能な3軸電子コンパスを実現した。一般的な半導体製造工程を用いた大量生産が可能となるため、安定供給を図ることができる。

(3)広い磁気測定範囲 :ホール素子の優れた特性を活かし、世界最大となる「AK8963C」の広い磁気測定範囲を踏襲。これにより、過酷な磁場環境にあるプリント基板上での電子コンパスのレイアウトの制約を緩和し、機器設計の自由度を向上させた。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1382593244.pdf