2013年10月29日 |
NEDO、カーボンナノチューブ安全管理のレシピ公開 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)、産業技術総合研究所は29日、カーボンナノチューブ(CNT)を取り扱う事業者などが安全性試験や作業環境計測を行う際の参考として、NEDOプロジェクトで開発した測定・試験方法をまとめた「カーボンナノチューブの安全性試験のための試料調整と計測および細胞を用いたインビトロ試験の手順」と「カーボンナノチューブの作業環境計測の手引き」を同日に公開したと発表した。 これは、カーボンナノチューブの安全管理に関するレシピともいえるもので、事業者などの自主安全管理を支援し、CNTの応用開発の促進に貢献するとみている。 今後は、産総研オープンラボ(10月31日から11月1日に産総研つくばセンターで開催)や学会などでの発表、関連企業・団体への説明会などを通じて、これら二つの文書の活用を促す。 また、TASCと産総研では、安全性評価や作業環境計測を必要とする事業者に対し、これらの文書に記載されている技術に関する技術相談、技術移転などの支援を進めていく方針である。 |