2013年10月29日 |
エーザイ、リンパ系フィラリア症治療薬 WHOに無償提供 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:エーザイ |
エーザイは29日、インドのバイザック工場で製造するリンパ系フィラリア症治療薬「ジエチルカルノバマジンクエン酸塩100mg錠」について、世界保健機関(WHO)への無償提供を開始したと発表した。 これにより開発途上国及び新興国におけるWHOのリンパ系フィラリア症制圧活動を支援する。 初出荷先は、太平洋のパプアニューギニア、キリバス、ツバル、フィージーの4カ国で、合計約625万人の人々の感染リスクへの対応となる。 リンパ系フィラリア症は、象皮病として一般に知られており、蚊を介してヒトに感染する寄生虫症である。現在、世界で約1.2億人が感染しており、14億人以上が感染リスクにさらされている。 同社は今後、WHOの集団投薬プログラムに従って蔓延国26カ国で感染リスクにさらされている2.5億人に向けて、2013年から2020年までの7年間にわたって同剤を継続的に提供していく計画である。 |