2013年10月30日 |
味の素、北米で乳牛用リジン製剤の生産増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:味の素 |
味の素は、100%子会社の味の素アニマル・ニュートリション・グループ(本社:東京都中央区、富樫洋一郎社長、AANG)が北米で製造・販売している乳牛用リジン製剤「Ajipro-L」の生産設備を増強し、本格事業展開を進めると発表した。 この増産によりAANG社は、リジン、スレニオン、トリプトファン、バリンといった素材アミノ酸に加え、反芻動物用アミノ酸市場という未開拓領域にも事業を広げる。今回の設備増強により、2016年までに年産1万トン以上の生産体制を目指す。 AANG社は独自の製造技術により、鶏や豚と同じように牛にも利用できるリジンの製剤化に成功し、2011年4月、関連会社である味の素ハートランド社(米国)から「Ajipro-L」として発売した。 需要が好調なため2016年までにグループで10,000トン/年以上の生産体制を目指す。 その第一弾として、2014年11月に年産5000トンの設備を味の素ハートランド社に増強し同6500トン体制にする計画である。 |