2013年11月06日
日本ゼオン・大幅増収益 最終益約2倍の108億円
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:日本ゼオン

日本ゼオンが6日発表した2013年4-9月期連結決算は大幅な増収益で、最終利益は前年同期比約2倍の108億円となった。売上高は17%増収の1484億円、営業利益は46%増益の167億円だった。

合成ゴム関連は海外市況悪化の」影響を受けたが、高機能材料事業が樹脂関連を中心に順調に業績を伸ばした。
同社の南忠幸・取締役・常務執行役員は、17%の大幅増収について「昨年に比べて販売数量差で205億円のプラスだった。海外市況悪化に伴う価格差で59億円悪化したが、円安で66億円の差益が発生し価格差の赤字を消したのが大きい」と分析した。下期の見通しについては、「タイヤメーカーの稼働率が思ったほど上がっていないこと、海外は中国の動きが依然として鈍いことかたら厳しい状況になる」と慎重な見通しを示した。


【日本ゼオン・第2四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前年同期増減率%
◇売上高      148,374(16.6)
◇営業利益     16,738(46.3)
◇経常利益      18,162(76.0)
◇当期純利益     10,806(94.7)
◇1株当たり純利益  46.70円(24.01円)

<2014年3月期・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )対前期増減率%
◇売上高      293,000(16.8)
◇営業利益     28,000(18.2)
◇経常利益     30,000(19.0)
◇当期純利益    17,500(18.6)
◇1株当たり純利益   75.70円