2013年11月07日
東レなど、業界初の植物由来ポリエステル体育着発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

東レは、菅公学生服(本社・岡山県岡山市、尾崎茂社長)と共同で、東レが製造する植物由来ポリエステル繊維「エコディアPET」を使用した学校体育着を、学服衣料業界で初めて開発したと発表した。

全国の小・中・高生向けに、2014年4月から菅学生服が販売を開始する。
販売計画は、初年度体育着上下・ハーフパンツ9万点で売上高2億5000万円、3年後はシャツを含めた60万点の販売を予定しており、売り上げ規模は15億円を目指す。

今回使用する「エコディアPET」は、通常の石油由来テレフタル酸とサトウキビなどを原料とする植物由来エチレングリコールを重合・溶融紡糸した植物度約30%のポリエステル繊維。東レは2011年に世界で初めて、全て植物由来の原料を用いた「完全バイオマス原料由来ポリエステル繊維」の試作に成功するなど研究・技術開発を進めている。