2013年11月08日
大日住友薬、新規結核ワクチン共同開発へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:大日本住友製薬

独法・医薬基盤研究所(大阪府茨木市)、NPO法人 Aeras(米メリーランド州)、クリエイトワクチン(大阪府大阪市)の3者は8日、ヒトパラインフルエンザ2型ウイルスベクター技術を用いた新規結核ワクチンを共同開発することで基本合意した。今年末までに計画の詳細を詰める。

クリエイトワクチンは、大日本住友製薬(大阪府大阪市)と日本ビーシージー製造(東京都文京区)両社の合弁会社で、新規結核ワクチンを開発・事業化するため2013年7月に設立した。資本金250万円(大日住友薬51%、日本ビーシージー49%)で本社を大阪市中央区の大日住友薬本社ビル内に設置。政府助成金を受けて今後開発に取り組む。

結核は3大感染症の一つで、世界では毎年新たな患者が約860万人、日本でも2万人以上の感染者が出ている。
既存のワクチンは、乳幼児に対しては高い効果が認められているが、成人に対する効果は十分でなく新規ワクチンの開発が望まれている。

今回、共同開発するウイルス剤は、基盤研の有するウイルスベクター技術を臨床応用した粘膜ワクチンで、開発に成功すれば同技術を用いた世界初の結核ワクチンとなる。

ニュースリリース参照
〇新規結核ワクチンの共同開発に向けた基本合意のお知らせ
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1383890427.pdf

〇A Basic Agreement Reached for Joint Development of New TB Vaccines
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1383890427.pdf