2013年11月12日
協和キリン、慢性腎臓病治療薬の国内第2相試験を中止
【カテゴリー】:ファインケミカル(環境/安全)
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは11日、米国リアタ ファーマシューティカルズから導入した低分子化合物バルドキソロンメチル(開発番号:RTA402)について、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者を対象とした日本国内での第2相臨床試験の中止を決定したと発表した。

これは、リアタ社が米国・欧州・カナダ・オーストラリア・中米で、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者を対象にした第3相プラセボ対照比較試験について、安全上の懸念があるとの独立データモニタリング委員会からの中止勧告を受け、同試験を中止したのに伴2措置である。

協和キリンは、2009年12月に、リアタ社との間で、同剤の日本、中国、台湾、韓国及び東南アジア諸国における独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結している。