2013年11月12日
東ソー、抗体医薬品向け分離精製剤の新製品発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東ソー

東ソーは12日、、独自開発した分離精製剤の新製品として、高吸着性・耐アルカリ性で機械的強度に優れたプロテイン A アフィニティー用分離精製剤「トヨパール AF-rProtein A HC-650F」を南陽事業所(山口県周南市)で製造し、国内外に向けて販売開始したと発表した。

プロテインAアフィニティー分離精製剤は、モノクローナル抗体の精製に欠かせない製造材料だが、同社が今回発売した「トヨパール AF-rProtein A HC-650F」は、抗体吸着性能が従来品に比べて30~50%向上した高性能分離精製剤。

同社は抗体医薬品製造に必要な分離精製剤を多数商品化しているが、高級着生・耐アルカリ性・機械的強度に優れると3つの特長をあわせ持った新製品の上市により製品ラインアップをさらに充実させた。今後同社バイオサイエンス事業の収益力強化につなげる。

新製品「トヨパールR AF-rProtein A HC-650F」の特長は以下の通り。

<高吸着性>
・抗体吸着性能が従来比で30~50%アップ(分離精製剤1リットルあたりの抗体吸着量 約70g)
・高濃度の抗体試料でも高い吸着力で抗体を捕捉
<耐アルカリ性>
・アルカリ洗浄にも対応し、洗浄コストを低減
<機械的強度:高>
・分離精製剤の粒子が固く、抗体の高速分離精製に対応


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1384228261.pdf