2013年11月13日
積水化学、タイに塩素化塩ビのコンパウンド生産拠点
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学工業はタイで塩素化塩ビ樹脂(CPVC)のコンパウンド製品を製造・販売するため、グループ100%出資の新会社「SEKISUI SPECIALTY CHEMICALS (THAILAND)社」を設置する。

タイには米国 Lubrizol Corporation(ルーブリゾール)と合弁でラヨーン県マプタプットにCPVC樹脂の製造・販売会社を設立準備中だが、同じ工業団地内に約15億円を投じて年産能力2万4000トンのコンパウンド工場を建設し、樹脂の一部を主原料として引き取る。

既報  http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/36357

CPVCとは「Chlorinated PolyVinyl Chloride」の略で、塩素を付加した特殊な塩化ビニル樹脂のこと。
用途は主に給湯用・工業用・スプリンクラー用など耐熱性が要求される配管材料となるが、アジア地域では経済成長に伴い需要が着実に増大している。
積水化学は、タイにCPVC樹脂・コンパウンドの生産拠点を新設することにより拡大する現地需要を取り込む。

【CPVCコンパウンド新社の概要】
(1)会社名  SEKISUI SPECIALTY CHEMICALS (THAILAND) CO., LTD
(2)設立   2014年1月
(3)資本金  4.8億タイバーツ(約15億円)
(4)株主構成 積水化学 90%、徳山積水 10%
(5)事業内容 CPVCコンパウンドの生産・販売
(6)生産開始 2015年1月
(7)生産能力 2.4万トン/年
(8)所在地  
 ◇工場 タイ ラヨーン県 マプタプット ヘマラートイースタン工業団地
 ◇本社・販売拠点 タイ バンコク市内
(9)従業員  約70名(工場、本社・販売拠点の合計)

ニュースリリース
http://www.sekisui.co.jp/news/2013/1238581_2281.html