2000年03月21日
三井化学、「レスポンシブル・ケア報告書2000」を作成
独自のガイドライン、2005年までの目標明確化
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:三井化学、日本化学工業協会

 三井化学はこのほど、「レスポンシブル・ケア報告書2000」を作成した。同社は、「環境の保全と安全の確保が経営の基盤である。」との認識に立ち、環境、安全及び品質管理を経営管理システムの中に明確に位置付け、中期経営計画、年度計画を策定、実行しいる。
 今回のRC報告書では、1998年度の実績を掲載しているが、化学物質の大気排出削減では、物質の有害性と排出量をもとに同社独自のガイドライン(自主ガイドライン)を定め段階的に削減することとし、2005年度までの目標を明確にしている。
 地球温暖化問題への対応としての省エネルギーについては、日本化学工業協会の自主行動計画である、エネルギー原単位を2010年までに対1990年比10%の改善目標を、同社は2000年3月で達成する見込みとしている。
 廃棄物の削減では、埋立処分量を2010年までに対1990年比76%削減するとしている。
 さらに同報告書では、環境負荷の少ない製品の開発やリサイクルへの取り組み、生産活動・輸送時の安全体制にも触れている。