2013年11月20日
森VEC会長「今後も国内出荷10万トン維持できるかが鍵」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の森俊三会長(信越化学工業社長)は20日の定例会長会見で、10月の国内出荷が5年ぶりに10万トンの大台に乗せたことについて「自動車向けが堅調のことに加えて、住宅向けが消費税増税を見越した仮需の発生もあって伸びたのが大きな要因だろう」と分析するとともに、「震災復興向けもようやく動き出した感がある」と語った。

このため、「今後も10万トンの大台乗せがキープできるかが大きなポイントになる」と強調した。その見通しについては「塩ビパイプ、平板、住宅関連が伸びたので継続する可能性が強い」と指摘した。住宅の消費増税駆け込み需要については、「4月増税の仮需は一段落したが、10月増税を控えているので、また出てくるかもしれない」とみている。