2013年11月28日
カネカ、マレーシアのPIフィルムとGS設備試運転入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは、昨年2月に設立した全額出資のマレーシア法人、カネカ アピカル マレーシア(本社・アパハン州、香西正博社長)で建設中だったポリイミドフィルム(PIフィルム)とグラファイトシート(GS)の生産設備が完成したと発表した。

投資額は、PIフィルムとGSを合わせて約60億円。生産能力はPIフィルムが年産約600トンで、すでに試運転に入っており、2014年1月から商業生産を開始する。日本・米国・マレーシアでの合計生産能力は年産3200トンになる。

PIフィルムは、フレキシブルプリント配線基板用途に広く使用されており、近年のスマートフォンやタブレットPCの普及に伴い需要が拡大している。GSは、銅の3倍に匹敵する熱伝導率を示し、高いフレキシブル性を有しており、モバイル電子機器の高度化・複雑化に伴い需要が拡大している。