2013年11月29日 |
10月の生産指数、化学・プラ製品とも連続前月比増 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省が29日発表した10月の鉱工業指数(2010年=100)速報値によると、生産は前月比0.5%上昇の98.8、出荷は1.8%上昇の98.6と2カ月連続のプラス、在庫は0.5%低下の107.8、在庫率3.7%低下の106.0となった。 製造工業生産予測調査によると、11月は前月比0.9%の上昇、12月は同2.1%の上昇だった。 基調判断は、「総じてみれば生産は持ち直しの動きで推移」を2カ月連続据え置いた。 10月に生産が上昇した業種は、半導体製造装置などの業務用機械工業、電気機械工業、プラスチック製品工業、化学工業(除、医薬品)、繊維工業など15業種のうち9業種、低下したのは電子部品・デバイス工業、輸送機械、石油・石炭製品など6業種だった。 化学工業(除、医薬品)は生産が前月比0.4%上昇の93.4、出荷4.8%上昇の96.0、在庫2.8%低下の104.0、在庫率は10.8%低下の108.6だった。 プラスチック製品工業は、生産が2.3%上昇の100.2、出荷1.7%上昇の98.3、在庫は0.2%低下の106.0で、在庫率は2.1%低下のの106.8となった。 化学工業、プラスチック製品とも生産、出荷は2カ月連続で前月比プラスとなった。 化学工業はエチレンをはじめポリエチレンなどの石油化学製品や写真フィルムの生産が回復した。 プラスチック製品はフィルム・シートの生産が好調だった。 |