2013年12月03日 |
ダウケミカル、塩素事業からの撤退を発表 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:ダウケミカル |
ダウケミカルは2日、塩素事業からの撤退を発表した。 今後売却する事業は、計11地区の約40プラントで、従業員は2000名、製品の売上高は50億ドルに達する。 同社は現在、「上流」の基礎素材から、景気変動に左右されず、利益率の高い「下流」の製品と技術に軸足を移している。 対象となる塩素関連事業は過去数十年にわたり貢献してきたが、ダウが撤退しようとしている市場である。 具体的には下記が処分対象となる。 ・メキシコ湾岸のクロルアルカリ関連製造設備 (ダウと三井物産のクロルアルカリJVのダウ持分を含む) ・テキサス州、ルイジアナ州とドイツにある有機塩素製品の製造設備 ・米国、イタリア、ドイツ、韓国、中国、ブラジルにある工場を含むグローバルなエポキシ事業 ・テキサス州とルイジアナ州のクロルアルカリ用の塩水等の設備と、ルイジアナ州の電解用のエネルギー設備 以上の事業と設備処理に加え、テキサスの80万トンのクロルアルカリ設備を閉鎖する。 その分は2014年初めに稼動するダウ・三井物産JVの新設備(生産能力は苛性ソーダ約88万トン、塩素約80万トン)から供給する。 |