2013年12月06日
カネカ、BASFからアクリル系モディファイヤー事業買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは6日、ベルギー子会社のカネカ・ベルギー(本社:ベルギー・ウエステルロー、木村雅昭社長)がドイツ・BASFから、アクリル系モディファイヤー事業を買収したと発表した。4日付で資産譲渡契約を締結した。買収金額などの条件は非開示。欧州連合競争法上の当局の承認を得て正式決定する。

資産譲渡契約の対象は、同事業に関連する無形資産及び棚卸資産で、生産設備の譲渡や社員の移籍は伴わない。
譲受後のアクリル系モディファイヤー製品は、カネカ・ベルギーまたは同社の子会社で生産していく予定。

アクリル系モディファイヤーは、塩化ビニル樹脂やエンジニアリングプラスチックスの耐衝撃強化剤や加工助剤として使用されている。

アクリル系モディファイヤー事業を非コア事業と位置付けるBASFと、中核事業として世界展開を目指すカネカの意向が一致した。

カネカ・ベルギーは、2011年のEvonik社に続き、今回、BASFからも事業買収したことで、欧州でのアクリル系モディファイヤー事業基盤をさらに固めたことになる。


ニュースリリース
http://www.kaneka.co.jp/service/news/131206