2013年12月10日
三井化学、アセトンなど3溶剤値上げ、ナフサ6万7000円水準で決着
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は10日、アセトン(AC)、メチルイソブチルケトン(MIBK)、イソプロピルアルコール(IPA)のフェノール系3溶剤について、ナフサ1キロリットル当たり6万9000円水準への値上げ交渉を進めていたが、同6万7000円水準で決着したことを明らかにした。

具体的には、ACが1キログラム当たり14円の要請に対して10円、MIBKが同18円に対して13円、IPAが同11円に対して8円の値上げで決着した。用役費として、C重油1キロリットル当たり8万1000円水準への値上げも要請していたが、継続協議となり、今回の実施は見送られた。

ナフサ価格は現在さらに上昇して7万3000円水準に達している。このため同社は、これに見合う水準へ再引き上げを検討しており、年内か年明け後には打ち出したい意向である。