2013年12月12日 | |
三菱ケミカルHD、第5の柱にヘルスケア新社 来春設立 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス |
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三菱ケミカルホールディングスの小林喜光社長は12日に開いた事業説明会の中で、新たにヘルスケア事業の新会社を立ち上げ、三菱化学など既存の4社に続くグループ5番目の基幹事業会社として展開していく構想を明らかにした。 新社は傘下の三菱化学メディエンス(東京都港区)、APIコーポレーション(東京都中央区)、健康ライフコンパス(東京都千代田区)、クリオカプス(奈良県大和郡山市)の4社を統合して2014年4月1日付で発足の予定。 主な事業内容は、臨床検査、診断薬・機器(三菱化学メディエンス)、医薬原薬・中間体製造受託(APIコーポレーション)、簡易血液検査などのトータルヘルスケア事業(健康ライフコンパス)、ハードゼラチンカプセルなどカプセルの製造・販売(クリオカプス)と、医療・健康情報サービスから医療機器、製品までヘルスケアに関するソリューション全般に及ぶ。4社合わせた2013年度売上高は約1,200億円。 小林・三菱ケミカルHD社長は「ヘルスケア事業は総じて付加価値が高い。医療情報を中心に独自性のあるビジネスモデルを追求していきたい。売上高は現在は1,200億円程度だが、すぐに5000億円規模になるだろう」と、新事業の立ち上げに意欲を示した。 三菱ケミカルHDは、グループ企業に医薬専門の田辺三菱製薬をはじめ食品添加物の三菱化学フーズ、MRCポリサッカライド両社、また三菱レイヨン(人工炭酸泉)、大陽日酸(酸素吸入器)などを持つだけに幅広いシナジーが期待できる強みがある。 |