2013年12月16日
理研、薬物の標的タンパク質を選択的に光らせる方法を開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:科学技術振興機構、理化学研究所

科学技術振興機構(JST)は16日、理化学研究所がJST課題達成型基礎研究の一環として、生きた細胞の中で薬物の標的タンパク質を選択的に光らせて探し出すラベル化法を開発したと発表した。

医薬品開発などでは、薬物と結合する標的タンパク質を探し出すことは、副作用の軽減やさらなる効果を発揮する薬剤開発につながるため極めて重要になっている。

今回開発したラベル化法では、標的タンパク質との相互作用を損なわないため、いまだ作用メカニズムがわからない薬物の標的タンパク質の発見に貢献できる。

また、生きた細胞内でタンパク質をの動きの追跡などが可能となり、医薬品開発の推進やタンパク質の機能解明に有力な手段になることが期待される。