2013年12月19日
出光興産、ガソリン減産 1~3月原油処理量750万KL
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は19日、2014年1~3月の国内向け原油処理計画について、前年比99%の750万KLとすると発表した。
燃料油の需要は、国内景気が回復基調にあるものの、省燃費車の普及などの要因があるところから前年比減少を見込んだ。国内需要が大きく変化した場合は外部調達や製品輸入など柔軟に対応する。

今年10~12月の原油処理量は前年比96%の650万KLとなる見込み。

同社は揮発油(ガソリン)の需要が省燃費車の普及などにより減少している上、マーケット価格が原油価格並みで推移しているため、対応策として今月から千葉製油所と愛知製油所で接触改質装置およびアルキレーション装置の稼動調整により合計40千KL/月の減産を開始した。
これに伴い生じる不足分については、すでに35千KLの国内調達を実施しており今後も需要動向を見ながら追加調達を検討する。
今後灯油が最需要期を迎えるが、揮発油減産による影響はない。すでに100千KL超の外部調達を実施しており、供給体制は万全だ、としている。