2013年12月25日
中外製薬、中国に販売子会社「日健中外製薬」設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は25日、中国に営業拠点を構築するため、江蘇省泰州市の特区である泰州医薬高技術産業開発区(チャイナ・メディカル シティ=中国医薬城)と「入園契約」を締結したと発表した。

2014年3月をめどに現地に100%出資の「日健中外製薬(中国)有限公司」(仮称)を設立する。
資本金は3000万米ドルで中外製薬の100%出資。

同社はこれまで、中国では現地の製薬企業や卸会社に製品を輸出し販売委託してきた。今後は自分で直接仕入れ販売するビジネスモデルを確立し、積極的に市場拡大を図る。

中国では人口の増加や高齢化、都市化の進展に伴い、ヘルスケア、医薬品市場の拡大が見込まれている。

【新会社の概要】
(1)会社名(仮称) :日健中外製薬(中国)有限公司/Chugai Pharma (China) Co., Ltd.
(2)所在地(予定) :中国江蘇省泰州市薬城
(3)資本金 :3,000万USドル(中外製薬100%出資)
(4)事業内容 : 中国における医薬品の輸入販売
(5)代表者 :坂部 隆
(6)設立予定 :2014年3月
(7)従業員数 :未定

<用語の解説>
■チャイナ・メディカル シティ China Medical City(CMC 中国医薬城)とは :2006年9月に設立された、中国唯一の生物学的製剤に特化した国家級医薬ハイテク産業特別区域。中国科学技術部、衛生部、食品薬品監督管理局、国家中医(漢方医)管理局と江蘇省政府によって共同で設立された。主に科学研究、開発、生産製造、展示、貿易、ヘルスケア、教育などの総合的機能が集約されており、総面積は約30平方キロメートル。現在、医薬品、医療機械、ワクチン、診断薬、漢方薬、健康食品、化粧品など500社以上の関連企業が進出している。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1387944789.pdf