2013年12月25日
三井化学、フェノール系溶剤 1月6日出荷分から再値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は、ナフサ価格の高騰が続いているため、フェノール系溶剤3製品を11月に続き1月6日出荷分から値上げする方針を決定した。

同社は、11月にフェノール系3溶剤をナフサ1キロリットル6万7000円レベル見合いの値上げを実施したが、その後も高騰が続いているため、ナフサ7万2000円以上のレベルに引き上げる。C重油も8万2000円レベルが見込まれるため、用役分として一律20円値上げする。

具体的には、アセトン(AC)がナフサ分として1キログラム当たり10円以上、用役分が同20円で合計30円以上、メチルイソブチルケトン(MIBK)がそれぞれ13円以上、20円で合計同33円以上、イソプロピルアルコール(IPA)が同8円以上、20円で合計同28円以上である。ナフサ分の値上げ幅に「以上」としたのは、ナフサが7万2000円を超えた場合、ナフサ1000円当たりACで2円、MIBKで2.6円、IPAで1.6円上乗せする考えがあるためだ。

値上げ交渉は、年明け早々から行われる見通しである。