2014年01月06日
年頭所感:小林喜光・石化協会長
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会
小林喜光会長

石油化学工業協会の小林喜光会長(三菱ケミカルホールディングス社長)は2014年の年頭にあたり「石油化学製品の需要も一部を除きようやく回復の兆しが見えてきたが、業界共通の課題解決のために重点的に取り組みたいテーマもある」として、以下の4項目を挙げた。

(1)保安・安全への取り組み
(2)国際競争力強化のための基盤整備に向けた取り組み
(3)国際的な活動としてのAPICへの取り組み
(4)広報活動強化への取り組み

このうち(2)の基盤整備の問題では、わが国石化産業を取り巻く事業環境が、「今後、東アジア・中東地域で大型設備が相次いで稼動し、シェールガス革命による原料コストの構造激変」もあってますます厳しくなるとして、税制改正、規制改革、省エネルギー・地球環境問題、通商問題、原料多様化などへの対応が不可欠だと強調しているもので、「官民一体となっての解決」が求められると訴えた。