2014年01月07日
合同賀詞交歓会、なごやかに1300人
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会、日本化学工業協会
祝辞を述べる茂木経産相

2014年の新春を祝う、化学業界合同賀詞交歓会が7日、都内のホテルで開かれた。
日化協の高橋恭平会長(昭和電工会長)が共催53団体を代表して「日本の経済にはアベノミクス効果もあって、ようやく回復の兆しが見えてきた。化学産業は引き続き高機能な新素材やプロセスをユーザーに提供し、世界の持続的発展を支えるソリューション・プロバイダーとして貢献していかなければならない。世界の経済成長を支えるのは化学企業の使命です」と力強く挨拶した。

乾杯の音頭をとった石化協・小林喜光会長(三菱ケミカルホールディングス社長)も、「この景気が腰折れしないことを強く望みます」。だが、その後で「今後も大事なのは、保安・安全の確保と国際競争力強化への取り組み、APICなど国際的な情報交換活動の展開です。引き続き重要課題として取り組んでいきましょう」と引き締めていた。

この日初閣議を終えたばかの、茂木敏充経済産業大臣も会場にかけつけ「新内閣発足から一年。日本経済にはようやく明るい兆しが見えてきたが、化学産業は付加価値額で製造業全体の2割、16兆円を創出する重要産業だ。化学産業が元気になることが、日本経済の活性化につながる。企業収益の向上を賃金や設備投資につなげ“経済の好循環”を実現してほしい」と祝辞を述べた。

景気に明るさが見えてきたせいか、会場は1300人の関係者で埋まり、なごやかな雰囲気だった。