2014年01月07日
東芝、インドの水処理エンジニアリング会社に出資
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東芝

東芝は7日、インドの水処理エンジニアリング会社、UEM社(UEM India Pvt.Limited)に出資し、第三者割当方式により同社株式の26%を取得すると発表した。今後、インドを起点に水処理ビジネスを積極展開する方針。

UEM社は、インドを中心に北米や中米、アフリカなど世界30カ国に350カ所以上の水処理施設を納入する水処理エンジニアリング会社で、膜分離活性汚泥法や逆浸透膜による淡水化・水再生などに高い処理技術を持つ。

東芝は今回、UEM社と資本提携することで、インド市場を中心に東芝製品・技術の拡販を図る。
また両社のシナジーにより発電所向け水処理プラントの受注拡大を目指す。

インドの水市場は、経済発展と都市化を背景に公共投資が拡大している。また不足する水資源の確保と汚染対策のため、産業分野を中心に造水・水再生処理の分野で高い成長性が見込まれている。

<UEM社の概要>
(1)代表者  :Krishan M Kshetry(クリシャン M クシェトリ)
(2)本社所在地:ニューデリー
(3)従業員数 :約750人
(4)資本関係 :東芝26%、India Value Fund 50.48%、個人株主(創業家)23.52%
(5)事業内容 :水処理EPCおよびO&M
(6)売上高  :約70億円(2013年3月期連結)(インド国外の売上比率34.8%)