2014年01月09日
電気化学、ABS樹脂の生産体制を最適化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:電気化学工業

電気化学工業は9日、千葉工場(千葉県市原市)で生産しているABS樹脂、特殊機能樹脂の競争力を強化するため、生産工程の最適化を図ると発表した。

同社は新経営計画{DENKA 100」で、生産体制の最適化、コスト総点検、新成長ドライバーへの経営資源集中の3本を柱とした「新成長戦略」を打ち出しており、今回の生産最適化はその一環となる。

既報(2013年4月10日付) http://www.denka.co.jp/news/pdf/20130410DENKA100.pdf


ABS樹脂では生産品種の絞り込みと生産技術の向上により、仕上げ(押出、コンパウンド)工程を現行の17系列から7系列に統合する。工程改造は今年5月に実施する。

また2015年5月までにABS樹脂析出工程(押出し前の工程)を4系列から3系列に集約し、生産能力を年産65,000トンから50,000トンに効率化する。特殊機能樹脂は従来通り併産。これらの工程改造と生産合理化により年間約2億円のコストダウンが期待できるとしている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1389248095.pdf