2014年01月09日 |
カネカ、有機ELパネルが国立博物館メイン照明に採用 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは9日、同社が製造・販売する有機ELパネルが、東京国立博物館で1月15日から2月23日まで開催される「クリーブランド美術館展―名画でたどる日本の美」のメイン展示である雷神図屏風「伊年」印の展示照明として採用されたと発表した。 ガラスケースの外側から、白色の有機EL照明パネルを120枚使用して照らす。 今回採用されたのは(1)パネルが薄く、軽く、発光に伴う発熱も抑えられるため、展示物や展示空間と調和した照明設置が可能(2)面で発光し全体的に柔らかく照らすため、強い影ができにくい(3)描かれた当時の環境に近い光で全体を照らすことができ、作品の持つ色合い、立体感をリアルに見せることができる、などが理由。 同社は、日本絵画など、あらゆる絵画・美術品の展示照明分野で有機EL照明パネルを積極展開し、新しい用途開発を進めていく方針だ。 |