2014年01月09日 |
タカラバイオ、ヒト幹細胞品質管理試薬を発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:タカラバイオ |
タカラバイオは9日、ヒト胚性幹細胞(ES細胞)やヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)などヒト幹細胞用の品質管理試薬を、本年1月20日から発売すると発表した。 同製品はヒト幹細胞培養物から抽出したDNAを検体として、ヒトゲノムDNAとマウスミトコンドリアDNAをそれぞれリアルタイムPCR法により定量することで、短時間で高感度にマウスフィーダー細胞の混入を測定することができる研究用試薬。特許出願中。 ヒトES細胞やヒトiPS細胞培養では、細胞の増殖や分化に必要な環境を整えるために、補助的にマウスフィーダー細胞が用いられる。将来の再生医療応用を考えた場合、幹細胞の品質を担保するためにマウス由来の細胞はできるだけ除去する必要がある。だが、残存するマウス細胞を簡便に測定できる製品はこれまで市販されていなかった。 同製品を用いた実験結果は、今年3月に京都で開催される第13回日本再生医療学会総会で、京都大学再生医科学研究所の高橋恒夫氏らと共同発表する。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1389252409.pdf |