2000年11月17日
バイエル、3Q業績は売上高22.4%増収/純利益23.9%増
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:バイエル

 独バイエルは現地時間の16日、2000年第3四半期(3Q)および1~9月期業績を発表した。3Qは売上高が76億8,000万ユーロと前年同期比22.4%増加、継続事業の営業利益は23.7%増の6億9,900万ユーロで、純利益は5億3,400万ユーロと23.9%の増加を記録した。また1~9月期は売上高が11.8%増の229億1,800万ユーロ、継続事業の営業利益は28.8%増の26億5,400万ユーロ、純利益は27.1%減の15億6,700万ユーロとなった。
 同社CEOのマンフレッド・シュナイダー博士は、これを受けて2000年の業績は売上高、営業利益とも10%以上の増加を見込むとともに、2001年についても、2桁の成長を期待していることを明らかにした。
 継続事業の売上高が22.2%増加した要因の内訳は、販売数量増が9.2%、販売価格アップが1%、為替要因が9.2%、ポートフォリオの変更が2.8%となっている。全ての地域および全ての事業分野で増収を記録しており、特にアジア地域および北米が貢献した。
 また1~9月期の売上高を事業部門別に見ると、ヘルスケアは20.6%増の72億6,500万ユーロ、農業は15%増の28億1,500万ユーロ、樹脂は28.8%増の84億800万ユーロ、化学品は31億6,00万ユーロと、17.9%増加した。特に主力の樹脂事業部門は、前年同期に比べポリウレタン関連の成長が大きく貢献した。ただし、シュナイダーCEOは、営業利益が4%増にとどまったことを不十分としており、その原因として原料コストが高いことを挙げている。
 なお業績の詳細はhttp://www.investor.bayer.com/publikationen/aktionaersbrief_3q2000/english/index.html" target=_blank>同社ホームページを参照。

<参考>http://www.investor.bayer.com/publikationen/aktionaersbrief_3q2000/english/index.html" target=_blank>バイエル業績