2014年01月15日 |
積水化学、東京工場閉鎖 生産・物流大幅見直し |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:積水化成品工業 |
積水化学工業は15日、環境・ライフライン カンパニー(プレジデント:髙見浩三氏)が展開する塩ビ管、継手など主要製品の生産体制を見直し、将来の国内需要構造に適した生産拠点を再構築すると発表した。 これにより東京工場は2015年3月閉鎖する。三菱樹脂から譲り受けた管材事業との統合シナジーの最大化を図る。 生産・物流体制を最適化することで、収益力強化をめざす。 塩ビ管や雨といなどの国内需要は、今のところは消費税増税前の駆け込み需要もあって好調を維持しているものの、将来的には住宅着工数の減少や公共投資予算の縮小が予想され、需要も急速な減少が予想される。 このため需要減少が確実視される汎用品事業について生産体制の見直しを行う。 現在、北海道から九州までほぼ全国を網羅している生産拠点を見直し、「地産地消」を基本戦略として再編しトータルコスト最小化を図る。 とくに東京工場(埼玉県朝霞市)は、開設から60年が経過し老朽化が進んでいる。 主要生産品目である継手・雨といの需要も将来的に先細りなうえ、工場周辺では宅地化や再開発が進む。 このため2014年度中には、生産設備を他の生産拠点へ移管し、2015年3月末には工場を閉鎖する。 従業員は全員他拠点や拠点などへの異動により雇用を継続する。 ■東京工場の概要 ・所 在 地:埼玉県朝霞市根岸台3-15-1(工場長:森岡真一) ・事業内容:プラスチック継手・マス・雨とい製品の製造 ・生産能力:約36,000トン/年 ・敷地面積:約72,000平方メートル ・操業開始:1953年 ・従業員数:約270名(子会社の人員を含む) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1389766058.pdf |