2014年01月17日
武田薬品、悪性リンパ腫薬の製造販売承認を取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は、悪性リンパ腫治療剤「アデセトリス点滴静注用50mg」(一般名:ブレンツキシマブ ペドチン)について、再発・難治性のCD30陽性ホジキンリンパ腫および再発・難治性のCD30陽性未分化大細胞リンパ腫を適応症とした製造販売承認を17日に厚生労働省から取得したと発表した。

同剤は、CD30抗原を標的とする抗体と微小管阻害作用を持つ低分子薬剤とを、シアトルジェネティクス社の特許技術を用いてリンカーで結合させた抗体薬物複合体である。

この複合体は血中では安定であり、CD30抗原が発現した腫瘍細胞に選択的に作用し、腫瘍細胞内に取り込まれた後、タンパク質分解酵素によりリンカーが切断されてMMAEを放出するように設計されている。