2014年01月21日 |
タカラバイオ、アガロオリゴ糖に小腸潰瘍予防効果 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:タカラバイオ |
タカラバイオと京都府立医科大学は21日、寒天由来アガロオリゴ糖に小腸潰瘍を予防する効果があることを動物実験で明らかにしたと発表した。同研究成果は、学術誌Journal of Gastroenterology and Hepatologyに1月21日にオンライン公開された。 抗炎症薬や解熱鎮痛剤として用いられる非ステロイド性抗炎症剤には、消化管に潰瘍を起こす副作用があるが、この副作用に対する寒天由来アガロオリゴ糖の効果をマウスを用いて(経口投与)評価した。 この結果、非ステロイド性抗炎症剤による小腸の潰瘍や腸管膜構造の破壊が強く抑制されることを発見した。 また、アガロオリゴ糖を投与した正常マウスでは、抗炎症作用を持つタンパク質が小腸粘膜で強く発現していることが確認された。 これにより、アガロオリゴ糖の投与により小腸の潰瘍が予防されるというメカニズムが示唆された。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1390287153.pdf |