2014年01月21日
昨年のPS生産65.7万トン、4%増と3年ぶりプラス転換
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は21日、ポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の2013年1-12月生産・出荷実績を発表した。
PSの生産は、65万7672トン、前年比4%増となり3年ぶりにプラスに転じた。1-6月は前年同期並みの生産で推移したが7-12月には9%増となるなど、年後半から国内出荷と輸出の増加を背景に生産意欲が高まった。

国内出荷は62万9478トンで同1%増とわずかながらプラス転換。
用途別にみると、包装用がほぼ前年並みの29万3686トン、同2%減だが、年前半のマイナスを後半に挽回した。電機・工業用は、ユーザーの海外生産化の影響で9万904トン、同8%減と不振が続いた。
フォームスチレン(FS)用は、17万1470トン、同12%増で過去最高となった。
輸出は2万1710トン、同14%増となった。出荷合計は65万1188トン、同2%増となった。

一方、SMは、生産が259万1620トン、前年比8%増で能力ベースほぼフル稼働の状態。
国内出荷は143万3793トン、同6%増、輸出が117万6851トン、同11%増で出荷合計は261万644トン、同8%増となった。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1390287701.pdf