2014年01月24日
旭化成社長にファーマ社長の浅野敏雄氏
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成
浅野敏雄氏

旭化成の伊藤一郎会長、藤原健嗣社長は24日記者会見し、次期社長に同社の執行役員で旭化成ファーマ社長の浅野敏雄氏を選任したと発表した。6月下旬の総会後に就任する。

浅野氏は1952(昭和27)年生まれ、61歳。1975(昭和50)年東京大学薬学部を卒業、旭化成工業に入社。旭化成ファーマでは医薬研究開発本部長を経て2008年取締役兼常務執行役員、2011年4月から代表取締役社長。

旭化成では医薬品畑出身の社長は初となるが「過去最高益を更新中の中で引き継ぐことができる。人柄は温厚だが決断力と実行力、挑戦する魂を持った人だ」(伊藤氏)、「当社は住宅・建材、ケミカル・繊維、エレクトロニクスと事業領域を拡大してきたが、ヘルスケアは次の世代の柱になる領域だ」(藤原氏)と、浅野氏を選んだ理由を説明。

浅野氏は「業績がいい状態の中でタスキを受け、かえって責任を感じる。全速力で突っ走っていきたい。多様な事業領域を持つだけに、それぞれの領域で伸ばしていくのは大変と認識しているが、人材も多いので、みなさんの協力を得て、シナジーを生かした経営をやっていきたい」と抱負を語った。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1390555366.pdf