2014年01月27日
ソチ五輪メイン会場に旭硝子のフッ素樹脂フィルム
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子

旭硝子(AGC)は27日、ロシアのソチ市に完成した天然芝の全天候型スタジアムの屋根部分に、同社の高機能フッ素樹脂フィルム「アフレックス」(商品名)が採用されたと発表した。スタジアムは2月7日に開幕する冬季オリンピックのメイン会場で収容人員4万人。開催式や閉会式などが開催される。

スタジアムはロシアの名山として知られるヒシュット山をモチーフにした、滑らかで曲線的な独得のデザイン。
フッ素樹脂フィルムは、このスタジアムの屋根と正面外壁部分に使用された。厚さ0.1~0.25ミリの透明なフィルムを2層または3層に重ね計約78,000平方メートル使用した。

フィルムは太陽光をよく通し、風雪に強い。このため耐候性に優れ、長寿命。またスタジアム内の天然芝の育成にも適している。

これまでもドイツのアリアンツ・アリーナやブラジルのFIFAワールドカップ会場など、世界的なスポーツ会場や万博会場などに数多く採用されてきたという。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1390798394.pdf