2014年01月29日
アステラス、新規前立腺がん剤第3相試験結果、米国で公表
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は29日、米国メディベーション社と共同で開発・商業化を進めている経口アンドロゲン受容体阻害剤エンザルタミド(一般名:XTANDIR、開発コード:MDV3100)について、アンドロゲン除去療法で進行した化学療法施行歴のない転移性前立腺がん患者を対象とした第3相PREVAIL試験で、主要評価項目と副次的評価項目に関する詳細な解析結果が得られたと発表した。
 
同試験データは、1月30日ー2月1日、米国サンフランシスコ市開催される、米国臨床腫瘍学会 泌尿生殖器癌シンポジウム(ASCO-GU:American Society of Clinical Oncology Genitourinary Cancers Symposium)の初日30日(現地時間)に行われる口演で公表する。

■PREVAIL試験について
PREVAIL試験は国際共同無作為化二重盲検プラセボ対照第3相試験で、米国、カナダ、欧州、オーストラリア、ロシア、イスラエル、及び日本を含むアジア諸国の施設において、アンドロゲン除去療法が無効となった化学療法施行歴のない転移性前立腺がん患者1,700名以上を組み入れた。試験の主要評価項目は、全生存期間と画像診断による無増悪生存期間です。エンザルタミド(160ミリグラムを1日1回投与)を標準治療に追加した群と、プラセボを標準治療に追加した群の2群で比較し、中間解析した。