2014年01月29日
理研、「カエルの合唱」に数理モデルで法則発見
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:理化学研究所

理化学研究所(野依良治理事長)は29日、日本全域に生息するニホンアマガエルの合唱には法則があることを、音声可視化装置と数理モデルを利用して発見したと発表した。
昆虫など夜行性で音声を発する動物の行動研究への応用に期待できる。

理研では、アマガエルの鳴き声に合わせてLEDが点滅する音声可視化装置「カエルホタル」を独自に開発した。この装置を40台水田に並べて点滅パターンを童画として撮影し、そのパターンを結合振動子系の理論を応用した数理モデルを使い、合唱の法則を解析した。

今回利用した音声可視化装置と数理モデルをは、日本だけでなくオーストラリア、パナマなどで他種のカエルの研究にも使っており、昆虫など夜行性で音声を発する動物の行動研究への応用が期待できる。