2014年01月30日 |
カネカ、末梢動脈閉塞性疾患の測定装置を発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは29日、皮膚表面に近い毛細血管レベルの血圧を測定し、末梢動脈閉塞性疾患(PAD)の重症度を評価する測定装置「PAD4000」の販売を開始したと発表した。 米国バサメド社(本社・ミネソタ州)から輸入し、100%子会社であるカネカメデックス(本社・大阪市、古吉重雄社長)を通じて、日本国内で独占販売する。 同製品は、2007年から販売している「PAD3000」の後継機として改良を加えた機種で、主な特徴は次の3点。 (1)従来機(PAD3000)には、操作用パソコン、専用架台が必要だったが、これを一体化・小型化し、持ち運びを容易にした。 (2)日本語表示、操作はタッチパネル方式を採用し、簡便な操作性を実現した。 (3)測定センサーをカバーし固定するフィルムやカフカバーなどの専用消耗品を取り揃え、簡便で安全な測定方法を可能にした。 同社は、この製品を重症下肢虚血の診断だけでなく、予防的な診断のために使用する機会を増やすとともに、すでに事業展開しているPTAバルーンカテーテルや吸着型血漿浄化器など、PAD治療に使用される関連製品の使用機会増加を見込み、事業拡大を図る方針である。 |