2014年01月31日
昭電、中国の高純度アンモニア製造拠点 増強完了
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工
中国の高純度アンモニア製造子会社

昭和電工は31日、中国の高純度アンモニア製造子会社の増強工事が完了したと発表した。
浙江省にある製造子会社の設備を年産1,000トンから2,000 トンに引き上げ、本年1月から運転を開始した。

高純度アンモニアは、液晶パネルや化合物半導体(LED)などの製造のさい使用される特殊ガスの一つ。LED は一般照明や液晶ディスプレイのバックライトに使用されるが、中国では景観照明用や大型スクリーン用にもLED市場が拡大している。これに伴い、高純度アンモニアの需要も拡大しているところから、供給体制を強化した。

昭和電工は日本・台湾・中国に高純度アンモニアの製造拠点を持つが、今回の増強で3拠点合わせ年産6,000トン体制となった。

<昭和電工の高純度アンモニア製造拠点と年産能力>(2014年1月末現在)
(1) 日本:昭和電工・川崎事業所(川崎市) 1,500 トン
(2) 台湾:台湾昭和化学品製造(台南市) 2,500 トン
(3) 中国:浙江ク州巨化昭和電子化学材料有限公司 (浙江省ク州市) 2,000 トン


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1391146411.pdf