2014年02月04日 |
富士フイルム子会社、口腔咽頭カンジダ症薬 独占販売 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:富士フィルムファーマ |
富士フイルムファーマ(本社:東京都港区、四宮啓司社長)は4日、そーせい社(本社:東京都千代田区、尾﨑拡社長)と、そーせいが開発中の口腔咽頭カンジダ症を適用とする「SO-1105(一般名:ミコナゾール)」の日本国内独占販売契約を締結したと発表した。 口腔咽頭カンジダ症とは、真菌「カンジダ・アルビカンス」によって引き起こされる口腔・咽頭内の炎症性粘膜疾患のことで適切な治療が行われないと症状が食道に広がり全員合併症をきたす恐れがある。 「SO-1105」は、免疫機能の低下した患者に発症する口腔咽頭カンジダ症を治療する抗真菌剤として開発された。 上顎歯肉(歯茎)に付着させるだけで薬効成分を長時間持続放出できる国内初の口腔粘膜付着型ドラッグデリバリーシステムを有する。既存薬が1日に数回、口腔内に塗る必要があるのに対して、1日1回歯茎に薬剤を付着させるだけでよいため、患者の負担を軽減できる。 今回の契約により、富士フィルムファーマは今後、そーせいに対して同剤の承認申請時、承認取得時、薬価収載時にマイルストンとして総額9億円を支払う。 <株式会社 そーせいの概要> ・代表取締役社長 : 尾﨑 拡 ・所在地 : 東京都千代田区麹町2-4 ・設立 : 1990年6月 ・資本金 : 2億5000万円 ・事業内容 : 医薬品の研究開発・販売、日本における事業化推進 |